再び 『ゴッホの手紙』(下) [本]
やっと、『ゴッホの手紙』を読み終えました。
涙がとまりませんでした。
読み終えて、数時間たって、少し落ち着きました。
最後に掲載されている手紙
7月29日当日、ヴィンセントが持っていたそうです。
「. . . 自分の仕事のために僕は、命を投げだし、
理性を半ば失ってしまい --- そうだ ---
でも僕の知る限り君は画商らしくないし、君は仲間だ、
僕はそう思う、社会で実際に活動したのだ、
だがいったいどうすればいい。」(p.283)
「命を投げ出し、理性を半ば失って・ ・ ・」と
自ら手紙に綴ったゴッホ。
亡くなる直前に描いていただろう
『ドービニ家の庭』が載っているのですが
素人の私がみると、とても力強く
どういっていいのか・・・命がそこにあるという感じがします。
(語彙力がないのが、残念)
生きよう、という思いがそこにはあるように
私には思います。
絵画の専門的なことは、ご存じの方におまかせして、
私はゴッホのうねったようなタッチや、
鮮やかな色彩がとても好きです。
ありきたりだけれど、もっともっと生きてほしかった
と思います。
ゴッホの手紙 下 テオドル宛 (岩波文庫 青 553-3)
作者: ヴァン・ゴッホ
出版社/メーカー: 岩波書店
発売日: 1970/03
メディア: 文庫
訳をされた硲氏が「あとがき」を書かれています。
戦後、日本にゴッホの作品が紹介された経緯などあり
とても興味深いです。
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