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『がんばらない、がんばらない』 [本]

急行[新幹線]じゃなくて、各駅停車[電車]の電車に乗るのも、
いいかなと思った本です。

がんばらない、がんばらない (PHP文庫)がんばらない、がんばらない (PHP文庫)
作者: ひろ さちや
出版社/メーカー: PHP研究所
発売日: 2011/02/01
メディア: 文庫


 

生協の本屋さんにあって、
電車で読むにはいいかな?くらいの気持ちで手にした本です。

ひろさちや さんの書籍は、なにかべつの
宗教に関係するもので、読んだことがあります。

仏教思想に基づく生き方のヒント、と、表紙にあります。
私は、学部、修士と、キリスト教系の大学だったので
仏教系の考え方の書籍を読むと、かえってほっとする感じがします。
なんというか、しっくりする感じです。
(たまに?わからないことあるし、
そこまで悟れないというのはあるけど...)

たとえば、第1章のはじめは「あきらめ」
「われわれの身の回りには、さまざまな心配事がある。
大地震がきたら・・・。
けれでも、ときには、あきらめることも大事ではなかろうか。
過度の心配や不安は、人間をノイローゼにしてしまう。・・・
...「あきらめる」ということばは、ものごとの本質を明らかにする
といった意味である。どうにもならないことをどうにもならないと
あきらめるのが、仏教で言う「あきらめ」である。...」(p.28-29)

いつも何かを不安に感じて、ぎすぎすしがちな毎日は
しんどいな・・と思えて、少し気持ちが楽になります。

最初に書いた各駅停車の電車のことは、
「放棄 手に入れた生活の快適さに「しがみつく」のをやめる」に
次のような、記載がありました。

「新幹線で目的地に行き、早く着きすぎたので
映画館に入って時間をつぶしている。
それなら鈍行で行けばよいのに・・・と思うが、
その鈍行の本数が少ないのでどうにもならない。
文明とは、そういう無駄をつくるものなのであろう。」(p.46)

著者が意図していることとは、違うと思うので申し訳ないのですが、
すごく、自分の日々のふるまいを考えさせられました。
いつも、私は早めに着きすぎてでも、
急行にのって、目的地にむかっていました。
各駅でもいけるけれど、少しでも早く・・と思って。

でも、各駅だと、ほんの少し時間はかかるけれど
ゆっくり座って、本を読んだりしてすごせます。
もちろん、時間にも、間に合います。

何で、急いでいるんでしょう・・・。
早く着くのはいいけど、早すぎる必要はないですし。

昨日の、喫茶店で15分もそうだけど、
ちょっとした時間を得ることができるって
いいな[ぴかぴか(新しい)]と最近、よく思います。


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