ゴッホの弟テオの肖像?
『ゴッホの手紙』からゴッホのことを
何度か、このブログに書かせてもらいました。今日、ニュースに上のようなタイトルが・・・
『ゴッホの自画像 実は弟の肖像』てっきり、ゴッホは弟の肖像を描いていたと思っていました。
実際は、ほとんど描かれていなかったんですね。『ゴッホの手紙(下)』で1890年6月に
「・・・君の一家、つまり君、ジョ(テオの奥様)、
赤ちゃんの肖像画を想像に描いている。」(p.266)とあります。弟一家には、同年5月の手紙で
「ジョと赤ちゃんと君のアパートがられてうれしかった。」(p.259)
とあるので、会っているように思います。なので、この手紙を読んでいて、私はてっきり、テオの肖像画だけでなく、
テオのご家族の絵もあるのだと、思い込んでいました。このニュースでは、青い服をきた人物がテオだということです。
確かに少し、他の肖像画とは体格がちがうような・・・。この作品がテオかどうかはさておき、とても親密な家族の絵を
ゴッホがあまり描いていないんですね。
なんだか不思議な気がします。家族ってそんなものなのかな?
コメント 0