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本探し [本]

昨日から今日にかけて友人に会っていて、帰りに本屋さんに寄ってきた。
ある本を探していたから。探していた本は・・・

エマソン論文集 上 (1)

エマソン論文集 上 (1)

  • 作者: エマソン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1972/01
  • メディア: 文庫
エマソン論文集 下    岩波文庫 赤 303-2

エマソン論文集 下  岩波文庫 赤 303-2

  • 作者: エマソン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1973/01
  • メディア: 文庫
以前図書館で借りて読んだんだけど、文庫本だし手元に欲しいなと思って探していた。
学校の生協で数ヶ月前まで上下巻ともあったのに、この前買おうと思ったら、
上巻がない!!
 
せっかく買うなら上下巻とも買おうと思って、何箇所か書店は見ていた。
でも、そもそも岩波文庫は、大きな書店でしかないみたい。
 
で、久しぶりに京都に出たので、旭屋で探してみた。
ところが・・・上下巻ともない!!
 
同じシリーズのほかの作品はあるのに、エマソンだけがない。
エマソンだけがないなんて、変やな・・・と思いつつ仕方なく帰宅。
 
まっ、Amazonならあるだろうと思って検索したら・・・
やっぱりない!
 
もしかしてと思い岩波書店のサイトをみたら・・
品切重版未定!!
 
え~っ
 
そうきましたかって感じよ、もう。
Amazonで出展しているものを見ると、1冊700円~800円が
1000円以上してるし、
なんで文庫本でこんな価格になるねん!!
 
やられましたよまったく。
だいたい、図書館がしまってるから本をすぐ参照できないってことから
事がはじまっていて・・・踏んだりけったり。
 
ここであきらめないのが、私のしつこいところで
大体のネット上で売買している書店は探しましたよ。
結局、どうにもこうにも、ないものはないということらしい。
 
最後に行き着いたのが、楽天。
 
どうかな・・・と思いのぞいたところ、
古本だけど、あった!!
少しだけ値段を下げて販売してました。
2冊で1400円ほど、送料を入れても1600円ほどなので妥当か。
 
あまり、ネットで買い物はしないので
どうしようかさんざん迷ったあげくに購入決定。
 
こんな本がないとは、ほんとびっくり。
ソローの『森の生活』は、世の中の動きが環境とかそいうことに向いているからか
たくさん売っているのに、エマソンがないなんて
 
ちょっと、困ったもんだと思うんだけどな。

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『天の夜曲』宮本輝 [本]

久しぶりに宮本輝さんの本を読んだ。
他の読まないといけないものがたくさんあって読んでなかったんだけど
このシリーズだけは、我慢できなくて読んでしまった。

【今回読んだ本】
天の夜曲

天の夜曲

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 文庫

『流転の海』という作品があって、そのシリーズの4冊目。
『流転の海』
『地の星』
『地脈の火』
『天の夜曲』
と出ている。

このシリーズの始まりは、戦後、数年たった大阪。
松坂熊吾という主人公が50才にして、はじめて子供を持ち
妻と共に、たくましく、したたかに生きていくさまが描かれる。

このシリーズが書かれたのは、20年ほど前なんだけど
私が手にしたのは、15年ほど前になるのかな。
そんなに年月がたったのか・・と思うとちょっと怖いけど。

もともと宮本輝さんの本は好きで読んでいて
このシリーズは、たまたま手にしたもの。

舞台が大阪なんだけど、大阪の福島界隈がけっこう出てくる。
私は15年ほどまえ、ちょうどそのあたりで勤めていた。

天満宮とか、その近くのおでんやさんとか
商店街、国鉄の福島駅、桜橋のきんつばやさんとか
多分このあたりが舞台なんだろうな・・・と想像できるのが楽しかった。

戦後を描いているんだけど、福島界隈は変わってしまったとはいえ
なんとなく、そういった雰囲気が残っている感じがする。

今回の作品『天の夜曲』でも、福島天満宮のあたりのことが出てくる。
私は勤めを辞めているので、今となっては懐かしい光景。

このシリーズは、あと2作は出るらしい。
最初の作品から20年だから、あと10年くらいで完結かな?
次の作品が楽しみ!

何年後にでるんやろうか??


タグ: 宮本輝
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『論文の教室』レポートから卒論まで [本]

今日も読んだほんのこと
論文を読まずに、またこんな本を読んでしまった・・・

【今回読んだ本】
論文の教室―レポートから卒論まで論文の教室―レポートから卒論まで

  • 作者: 戸田山 和久
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本


学校の生協で、購入した本。
論文の書き方といった本は、いくつかあったんだけど
○○先生推薦!とか、うちの教授が推薦していたので買ってしまった。
(→でも私はこの教授を知らない・・・)
それに、他に並んでいる同様の本の中でも読みやすそうだったし。

論文やレポートを書くのが苦手が学生が出てきて
著者が、指導しながら育てる?といった感じで進む。

内容は、アマゾンのサイトで見てもらえば良いとして・・・

一通り読んで、「なるほど!」と思ったのはもちろんだけど
文学の論文で、論証を展開するのは難しそう・・・とも思った。

あと、やっぱりアウトラインがしっかりできないと、
論文を書くのは大変になるなというのは、頭の痛いところ。
私の論文は、アウトラインまでまだまだいかない。
→まっ、これはこれからということで・・。

気に入ったというか、「そうやん!」と思ったのは、
感想文に対するくだり(本文ではないんやけど)
「読書感想文とは、不思議な文章だ。
まず、これだけ無意味だ、有害だと批判されながら -省略-
何がわからないといって、この文章には目的がないのである。」p.267

この年齢になって、感想文の課題を出されてほんとどうしようかと思ってたのよ。
「感想?!どう思う、こう思うって感想を、書き連ねればいいの??
 つまんない!って書いていいんやろか??」といつも悩む。
そうか、感想文には目的がなかったのね。だから書かれへんのや!
とすっきりした気分。

一気に読めるので、論文を書く前にちょっと読んでみてはいかが?


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『開拓者たち』 [本]

少し前に読んだ本の紹介
あるレポートを書かなくてはいけなくて慌てて読んだ本。

【今回読んだ本】
開拓者たち〈上〉

開拓者たち〈上〉

  • 作者: クーパー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 文庫
開拓者たち〈下〉    岩波文庫 赤 338-2

開拓者たち〈下〉 岩波文庫 赤 338-2

  • 作者: クーパー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫

アメリカ文学をかじった人なら必ず名前を聞くクーパーが作者。
『革脚絆物語』シリーズの1つ。
「Leather-Stocking Tales」なので革脚絆となっているんだけど
革脚絆ってなに?と思ったのは私だけなんやろか・・・?

とにかく『開拓者たち』はこのシリーズの1作目。
開拓地テンプルトンを舞台に、
文明人であるマーマデュークと自然人バンボーが活躍する。

あらすじはともかく・・・
けっこう歴史的・地域的な内容が書かれているので
注釈をなんども見ながら読んだ。
アメリカの歴史を復習しながらという感じ。
そういったことを気にしなければ、一気に読めるかな。

あともう1つ気になったのは・・・
会話の言葉遣い。
訳者も書かれている通り、それぞれの個性を出すために
日本各地の方言で書かれているところがある。
関西弁の宿屋の主人が出てきたときには、
ちょっとびっくり・・
でも雰囲気が出ているのかな??

冒険ものともいえるかもしれないけれど
文明化と自然をいかに捉えるかという問題を扱っているのだと思う。
作者クーパー自身も大地主だったから、本人の文明に対する考えも色濃く出ている。

ネイティブ・アメリカンの偏ったイメージをつけてしまったシリーズだと
言われることもあるようだけど、楽しくもあり、何かを考えさせられると思う。

2作目の『モヒカン族の最後の者』は、映画にもなっていて有名。
(こちらは子供向けのものしか図書館にはなかったんだけど・・・)
こちらのほうが、冒険ものって感じで楽しめるかもしれないので
試しに読んでみるにはお勧め。

こういう作品を読むのは楽しくていい!
でもやっぱり論文読むのは嫌になる
卒論どうするんや・・・


タグ: アメリカ
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『ロビンソン・クルーソー』 [本]

お盆に入って、怠け者になっていた私。
卒論やりたくないな・・・と思いつつ
とりあえず関係のない本を読んでいた。

【今回読んだ本】
ロビンソン・クルーソー〈上〉

ロビンソン・クルーソー〈上〉

  • 作者: デフォー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1967/01
  • メディア: 文庫

ロビンソン・クルーソー 下    岩波文庫 赤 208-2

ロビンソン・クルーソー 下  岩波文庫 赤 208-2

  • 作者: デフォー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1971/01
  • メディア: 文庫

上巻は『キャスト・アウェイ』といった感じ。
イギリス人の若者ロビンソンが、航海中に漂流し
35年もの間、ある無人島で生活をするといったもの。

子供向けに編集されている『ロビンソン・クルーソー』は大体この上巻の内容だと思う。
ロビンソンさん、なんとか上巻の終わりにはイギリスに帰ってくるんだけど
下巻では再び航海に出てしまう。
もう60才も過ぎているというのに、出かけてしまうのである。

2冊あるんだけど、けっこう面白くてあっという間に読んでしまった。
私は地理的なものが疎いので、国の名前とか地域の名前が出てくると
よくわからなくなってしまったけど・・・。

ただ気になったは、キリスト教というか信仰に対する考え方。
ロビンソンは若い頃全く、信仰というものを省みない。
だけど孤島での生活の中で神を意識し始める。

それはいいんだけど、別の宗教に対する考え方がものすごくかたくな。
書かれた当時は、こういった考えは普通だったんだろうな・・と思いながら読んだ。
でも、そんなに偶像崇拝が受け入れられないもの??と思ってしまった。

それより、あんたの放浪癖のほうが問題じゃないの?
とつっこみたくなる。

でも、一気に読ませてしまうパワーはすごい。
訳がいいのかも?

卒論の研究対象がロバート・フロストという詩人で
この『ロビンソン・クルーソー』を愛読していたらしい。
どこかで関係があるのかな?

そんなことより論文読めよな・・・反省


タグ:
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『エマソン論文集』『森の生活』 [本]

ゴールデンウィークから、何冊か本を読んでいたので
まとめて紹介

【今回読んだ本】
エマソン論文集 上 (1)

エマソン論文集 上 (1)

  • 作者: エマソン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1972/01
  • メディア: 文庫
エマソン論文集 下    岩波文庫 赤 303-2

エマソン論文集 下  岩波文庫 赤 303-2

  • 作者: エマソン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1973/01
  • メディア: 文庫
森の生活―ウォールデン

森の生活―ウォールデン

  • 作者: ソーロー, 神吉 三郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 単行本

『エマソン』
エマソンから読み出して、まず、しまった・・・と思った。
もろ宗教の香り。
読めるのか・・・と、ものすごく不安な感じ。
エマソンは、もともと牧師をしていた方だから当然なんだけど。

でも、思ったよりすんなり読めた。
ものすごく、いろんなことを読みながら考えさせられた。
自然との関係とかは、自分にも近い事柄として考えられるから
なかなか、違った考えができていいかもしれない。

またソローのとや、詩人についても記述があるので
エマソンと同時代の作家などを考えるときに参考になるかな。

『森の生活』
こちらは、ソローがウォールデンで2年半ほど
一人で生活したときのことが主な内容。

この本の内容は1845年くらいなんだけど
この時代にすでに、町での生活は「なんだかちがうのではないか?」
という考えがあったことが、意外な感じがした。

現代では、スローライフとか、エコとか良く言われるけど
その当時にすでに、そういう考えが育ちはじめていたんだなと思って。

力強く、森で生きながら、自然をおだやかに見つめる目線が感じられる。

リスやウサギをじっと観察していたり、氷の張り出した日付が書いていたり
読んでいて、ふっと笑みがもれる箇所もある。

19世紀半ばのアメリカ、ニューイングランドでの生活や
考えが、なんとなく感じられるかな?


卒業研究を何にしようか考えながら読んでたんだけど
よけい、わからなくなってきたかも・・・

だいじょうぶか??


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アーサー・ミラー『るつぼ』 [本]

アーサー・ミラーを読んだ。

以前、『セールスマンの死』『みんな我が子』は読んだので
今回は、『橋からのながめ』『るつぼ』を読んだ。

【読んだ本】アーサー・ミラー全集 (2)

アーサー・ミラー全集 (2)

  • 作者: 倉橋 健, アーサー・ミラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 単行本

『橋からのながめ』
ニューヨークあたりの、イタリア移民の社会を描いている。
戯曲なので、登場する「エディ」や「ロドルフォ」の本当の気持ちが、
どうなんだろう?と思うところもある。
ほんとうに、「エディ」は姪の「キャサリン」を女性として愛してたのかな?
とか、「ロドルフォ」は純粋に「キャサリン」を愛してたの?とか

でも、そこが、舞台を観る者や読者に「どうんなん?」という余韻を残すのかな?とも思う。

『るつぼ』
セーラムの魔女狩りを描いている。
悪魔や魔女が
、普通に生活の中に存在すると考えられていたんだろうなと思わせる。
ただ普通に生活している人が、ちょっとしたことで悪魔と関わったとして拘束される。
ずるずる罠にはまるように。

1950年代に上演されたので、マッカーシズムを糾弾している作品と言われる。
 マッカーシズムにどう影響したか?とかは、私にはわからないけど
何を言っても、何をしても、押さえつけられてしまう人たちの、
やりきれない思いが、伝わってくるように思う。

「神」にたいする思いは、キリスト教徒でない私には難しいな・・。


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『欲望という名の電車』(本) [本]

どうも花粉症デビューしたらしく、
鼻がつまるし、のどは痛いし、たまらない・・・。

【読んだ本】
欲望という名の電車
作者: T.ウィリアムズ 訳:小田島 雄志



先日映画で見たものを、今度は読んでみた。
映画は、ほぼ忠実に原作を表現しているようである。
でも、先の本で読んだほうがよかったかもしれない。
先に映画を見てしまうと、読みながらも映像でイメージしてしまうから。

映画でのスタンリーのほうが、少し原作よりアクが弱いかな・・という感じがした。
あと、最後がすこ~しだけ、違うのかな?

ゆっくり読んでいると、登場人物たちはいくつなんだ??と気になる。

ブランチの妹ステラは、25くらい。
スタンリーは28~30くらい。
ブランチはステラより5つほど年上。

ということらしい。

ブランチは自分で27と言う。
それを聞いてスタンリーは、あきれるのだが、
30くらいの女性が27歳よ!くらい言いそうなんだけどな。
そんなに、気にするほどの年齢なのかな?
でもその時代だと、30代で未婚となると生きにくかったのかな?とは思う。
確かに、映画ではヴィヴィアン・リーがけっこう年高に見えてたけどね。

ところで、この本の訳は小田島先生である。
シェイクスピアの作品も手がけられていて、私が読んだシェイクスピアは
すべて小田島先生の訳のもの。
去年のゼミの先生いわく、小田島先生は高校生の息子さんが
読んで理解できるようにと、訳していたそうである。

シェイクスピア作品は、小田島先生の訳のおかげで
スムーズに読むことができた。

翻訳ものや、シェイクスピアはちょっと苦手・・・という方は
一度、小田島先生訳のものを読まれてはいかが?


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『金メッキ時代』 [本]

今日も寒い!
花冷えですね。
 まだ桜はきれいです。

今回は読んだ本のこと。

【読んだ本】
『金メッキ時代』上・下
マーク・トウェイン,C.D.ウォーナー共著 ; 那須頼雅訳

 

南北戦争(1861~65)後の19世紀後半、アメリカでは産業革命によって社会が一変した。
大陸横断鉄道が開通したり、建国100周年の万国博が開かれたりと元気な時代。
これが「金メッキ時代」と呼ばれる。「金ぴか時代」とかも呼ばれているかな?

この本は、まさにこの時代を描いている。
投機にうつつをぬかし、破滅への道を進む人々。
そして、政界では汚職など、当然のことのように行われているのだ。

ということで・・・
内容はもう書かないでおきます。あしからず。

以前、「トムソーヤの冒険」「ハックルベリー・フィンの冒険」を読んだんだけど、
この2作は、有名だしアニメで見たりしていて、比較的すんなり読んで楽しんだ。
(でもね・・、思ったより、「おもしろい!」って感じじゃなかったんだ・・。
確かに、ハックの考え方や黒人奴隷とのかかわりは考えさせられたんだけど。)

今回の「金メッキ時代」も、どうも私にはとっつきにくいな・・・というのが正直な感想。
政界での活動などが、よくわからなくて。

これは私が作品で描かれている時代を、把握できてないことが大きいのだろうなと思う。
それに、やっぱり英語で読めれば、また違った印象を受けるだろうなとも。

まだまだ、修行不足。

でも、セラーズ大佐のような話し好きで、口のうまい人には気をつけよう!
と、何人かの知り合いの顔を思う浮かべた私は、ちょっと意地悪。


 


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